2.リターンを増やす為の海外投資
バブル崩壊後の日本では銀行の預金金利が一気に下がり、2006年5月現在、1ヶ月もの大口定期預金金利は0.02%(三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行など)です。1994年には当座預金を除く全ての流動性預金金利が自由化されたので、他の銀行は預金者に対して高い金利を払ってくれるのかというとそうでもありません。最も高いソニー銀行でさえ、0.15%という低金利です。
低金利というのは元々銀行救済の色合いが強い金融政策です。例外としては、低金利になった分、企業への貸し出し金利も下げた場合ですが、日本の場合は逆に銀行が不良債権を処理するために「貸しはがし」をするような状態だったので、単に預金者に払うべき金利を銀行がピンはねしてしまいました。
2005年12月末の日銀資金循環統計速報値を見ると、日本の個人金融資産合計は1503兆円。そのうち預貯金は783兆円(全体の52.1%)です(外貨預金はそのうち48兆円)。つまり、783兆円ものお金が0.02%程度の預貯金に預けてあるという異常事態が続いています。
それに対して、預金者がさすがに重い腰を上げて株式市場や投資信託を購入しだしたのが2004,2005年に起きた現象ですね。