国際投資、海外投資について数年前からよく耳にするようになりました。きっかけはおそらく次の2つだと思います。
・1997年の金融危機
・記録的低金利の継続
1997年に何が起きたか振り返ってみると次のようなことがおきています。
・日本債券信用銀行(現:あおぞら銀行)救済のために増資
・日産生命保険が業務停止命令
・三洋証券が会社更生法適用を申請
・北海道拓殖銀行の破綻
・山一証券の自主廃業発表(翌年、破産宣告を受ける)
今では小さな銀行や保険会社が破綻した、合併したと聞いても、さほど衝撃度はありません。しかし、当時としては日本がひっくり返るほどの大事件の連続でした。何しろ、それまで日本の大規模な金融機関が破綻するということは考えられなかったし、それが実際に起きたときのインパクトに、「日本の金融機関は大量の不良債権を抱えていて、他の金融機関も危険だ」という認識を多くの人が持ったわけです。
さらにバブル崩壊(1991年)後の低金利政策継続も投資家が海外を向くようになった一つの原因です。1990年には公定歩合が6.0%合ったのに、1995年には0.5%まで引き下げられました。しかも、その後も低金利は続き、2006年になりようやくゼロ金利政策解除の話が出てきたぐらいです。
現在・これまでの低金利の問題点は「預金者に適正な金利が払われない」ということです。そのことに気づいた個人投資家たちは、預金・貯金以外の投資対象に目を向けだします。その1つの投資対象が国際投資・海外投資ですね。(2006年5月)